名古屋港では、南5区に初めての施設「新舞子ボートパーク」を開園しました。これは、プレジャーボートの適正な係留の促進や海洋性レクリエーション活動の健全な発展に寄与すると同時に、景観などの海洋環境の向上を図るために設置したものです。
施設の管理は、公共事業の民間開放といった時代の潮流を受け、指定管理者制度を採用しました。利用者の皆様には、指定管理者の有するノウハウを広く活用することにより、一層質の高いサービスを提供することができるものと確信しております。
名古屋港には、502隻(令和4年10月現在)の放置艇が確認されています。
放置艇は、公共水域の適正 利用及び災害・安全対策など、港湾管理の問題にとどまらず、沈廃船による汚染、景観の悪化など、環境保全上も深刻 な問題を誘発しています。
そのため名古屋港では、平 成12年度に国、警 察及び港湾管理者で構成する「名古屋港放置艇対策懇談会」を立ち上げ、関係行政機関の共通認識を確認、平成13年度からは、学識経験者、河川管理者及び地元市村を加えて「名古屋港プレジャーボート策対協議会」を設置し、対策に取り組んできています。
レジャーボートの適正な係留保管を推進するため、関係行政機関等と一体となって対策を進めており、その一環として新舞子ボートパークを整備しました。
この施設は、「ボートパーク整備事業」の一環として国の補助を受け、プレジャーボートの係留施設として整備されたものです。
名古屋港管理組合では、さらに施設の高度化と利用者の利便性を高めるため、主門扉に24時間出入り可能な電子錠を設置しました。
また、セキュリティーを考慮し、各桟橋への入口にも電子錠を設置しました。
これにより、この施設利用される方々は24時間365日海釣りなどの海洋性レクリエーションを楽しむことができます。